2012年12月11日火曜日

【8tracks】サントラでふたつ

さむさがみにしみますね……トオルです。
例によって8tracksから。



今回はやや偏ってますが、ロボットアニメのサントラのみで組んでみました。
タイトルは「anime_robot」の略ですが、何で略すのかは自分でもよく分からなくなってきました。


1.「ウォーカー・ギャリア」 馬飼野康二 (戦闘メカザブングル)
2.「軍靴の記憶」 菅野よう子 (∀ガンダム)
3.「STAND A CHANCE」 佐橋俊彦 (THE BIG-O)
4.「オーバースキル・スムーズ!」 田中公平 (オーバーマン キングゲイナー)
5.「SALLY (出撃)」 三枝成彰 (機動戦士ガンダム逆襲のシャア)
6.「ROCK CAFE」 鷺巣詩郎 (メガゾーン23)
7.「覚醒、ゼオライマー」 川村栄二 (冥王計画ゼオライマー)
8.「Yohko Mitsurugi」 平沢進 (デトネイター・オーガン)
9.「時空戦線」 ヒカシュー (超時空世紀オーガス02)
10.「南海奇皇」 蓜島邦明 (南海奇皇-ネオランガ-)
11.「バベルの崩壊」 川井憲次 (機動警察パトレイバーTHE MOVIE)
12.「カンタータ・オルビス」 すぎやまこういち (伝説巨神イデオン 発動篇)
13.「走れ走れ」 遠藤響子 (地球防衛企業ダイ・ガード)

いきなりザブングルから始まるところからしてどうなの感があったようで、「これが15歳のセレクト…?」などの反応をいただきましたが、ややレトロに傾きすぎたかも…私自身最近のロボットアニメを見ていないというか、最近ではロボットアニメという枠も減ってしまったと上のリストにも挙がってる田中公平さんのブログでも記されているとおりの状況なので、ただでさえ減ってしまった枠の一本一本を見なくなるとジャンル全体を知らないのと同じような感じに思えてしまいます。
サントラで組む、ということは初めてのことでしたし、BGMだけを鑑賞目的で聴くという趣味はあまり一般的ではないかもしれないと思ったので、導入用にキャッチーな曲を選びました。ロボットアニメは戦闘シーンを始めに華とされるシーンが必ずあるので、劇伴(BGM)にもやはり一つ抜き出して耳を引きつける曲、というのが大体あるものだと思います。私が初めて買ったアニメのサントラは「機動警察パトレイバー」の中古投げ売りだったかな? あれはアルバムがすごくいっぱい出てるので、どれだったかまでは覚えていません。

今回組むに当たって色々聞き直したのですが、あらためてロボットアニメのサントラでおもしろかったのは「次回予告に名曲が多い」ということです。この中では2の「軍靴の記憶」がそうですが、予告では曲の一番盛り上がってる部分しか使われていません。サントラで全長を聴いて、こんな展開がある曲だったのかと驚きました。

菅野よう子さんは、∀ガンダムやその前作ブレンパワードで組んだ富野由悠季監督に「最初は大バカ野郎だと思った。しかし、そう思ったのは我々に理解力が足りなかったのではないか」といった評をもらったほど、アニメの劇伴界では当時異質な存在だったようです。
主観ですが、菅野さんの異質さというのは音楽単体でも成立する、むしろ画面より主張してしまう音楽を劇伴用に作ってしまうことだったのではないでしょうか。結果的に菅野さんの名前は普段アニメのBGMを気にかけない人でも知っていたり、あるいはサントラも買っている(エスカフローネだけ持ってる、カウボーイビバップだけ持ってる、など…)という状況も作ったので、そうしたスタイルは成功したと言えるのかもしれません。

つい最近も、本編以上に主張し、サントラ盤のヒットしたアニメとしてヨルムンガンドは印象深いですし、(やっぱり)次回予告BGM「Time to Attack」はこれがあったからこそ、という決め手として抜群の効果を上げたのでしょう。一期終盤でようやく曲の全貌が見えた(戦闘シーンで流れました)のも良かったですね。

13の「走れ走れ」だけBGMでなくEDテーマなんですが、このMixのEDとしていいんじゃないかな、と思って。あと、ダイ・ガードの劇伴は田中公平さんと川井憲次さんなのでもう使えなかったという事情もあります。(8tracksでは同一アーティストを同じミックス内に入れられません)


さて、一個目だけで長々やっていても疲れちゃうのでもう一個、やはりサントラで組んだMixです。




こちらは「anm_etc」ということで、特にジャンルは決めずあれこれ入れました。
上のロボットがレトロすぎるというツッコミを受けたのと、ロボットでやるなら「ラーゼフォン」とか入れて欲しい、というリクエストにちょっと応えて、(比較的)新しめなので組みました。

1.「awake」 神前暁&MONACA (Aチャンネル)
2.「序章」 神前暁 (化物語)
3.「The Theme of Moon Phase」 久米田大作 (月詠~MOON PHASE~)
4.「Battle Area」 井内舞子 (とある科学の超電磁砲)
5.「Beast Beat」 菅野よう子 (アクエリオンEVOL)
6.「Time to attack」 岩崎琢 (ヨルムンガンド)
7.「flying fighter」 橋本一子 (ラーゼフォン)
8.「準日常」 平沢進 (妄想代理人)
9.「オーロラライジング!」 長岡成貢 (プリティーリズム オーロラドリーム)
10.「はじめて釣る」 栗コーダーカルテット (つり球)

こちらはちょっとストーリー仕立てにしてみましたが、一曲だけ抜き出しても鑑賞できるような曲を中心にしてみました。

1で何気ない日常から、2で災いが訪れ、3で悪役登場、4で対峙、5~7で混戦、8は「一方その頃」といったザッピング画面(一曲抜き出して、という意味ではこれホントに上質のテクノになってますよね。さすがです)、場面戻って9でいきなり必殺技が炸裂! こうかはばつぐんだ! そして10で災いは去ったのでした、どっとはらい。
ホントならこの後EDに入るべきなんでしょうけど、その流れは先にやってしまったし、「やることはやった」という感じでちょん、と終わっちゃうお話も結構嫌いではないので、敢えて「ここで終わり?」感も出してみました。


いかがだったでしょうか? ちょっと今回は趣味に走りすぎた感じもありますが、BGMまで気にしながらアニメを見るきっかけになってくれたらいいなあ、と思います。
ほとんどの人は気付いてないでしょうが、Aチャンネルや、同時期に神前暁さんが手がけていた放浪息子のサントラなんかは、よくテレビ番組のBGMにも使われてるんですよ。(ニュースからバラエティー番組まで用途は色々)今回Mixに入れた「awake」も多いですけど、他の曲もよく耳にしますので、機会と需要がありましたらまたそこで。

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